Flanders

メヘレンのホフ・ファン・バスレイデン美術館が再オープン

15世紀から16世紀にかけて、メヘレンはネーデルランド(現在のベルギーとオランダ)の首都でした。栄華を誇った当時の面影を色濃く残している建物が、ホフ・ファン・バスレイデン美術館です。美術館の名称は、最初の住人で町の有力者だったヒエロニモス・バスレイデンに由来しています。その後、建物の用途は変遷し現在では、メヘレンが繁栄した当時の貴重なコレクションを有した美術館となっています。

2022年から大規模改修工事のため長期に渡り閉鎖していましたが、2024年2月24日からようやく、一般公開が始まりました。

特別展:金羊毛騎士団の秘密を紐解く – Knights of the Golden Fleece: a Brilliant Myth Unravelled

2024年2月24日 – 2024年6月2日

再オープン後の最初の特別展となるのが、金羊毛騎士団に関する展示です。中世にこの地方で活躍した騎士団に関するコレクションを展示。中でも、合計で29点の紋章が一堂に介するのは初めてのことです。15世紀から伝わるメヘレンの紋章に込められた意味を知ることができます。

©️ Hof van Busleyden Museum

お庭とカフェ

ホフ・ファン・バスレイデン美術館には3つのお庭があり、その内の2つは無料でアクセスができます(午前10時〜午後5時)。庭園も修復工事が行われ、ルネッサンススタイルに生まれ変わった庭園には、葡萄やオリーブの木、檜やバラなどが植えられ今後は、町の緑のオアシスとなるでしょう。

カリヨン

ホフ・ファン・バスレイデン美術館の塔にはカリヨンが設置されており、今でもカリヨン奏者が急な階段を登って演奏を行います。このカリヨンはメレヘンのカリヨン学校の生徒も使っています。美術館の中庭は、この美しいカリヨンの音を聴くことができる絶好な場所です。

住所:Frederik de Merodestraat 65, 2800 Mechelen

WEB: http://www.hofvanbusleyden.be/en (英語)