アール・ヌーヴォー建築の宝石、ウィンターガーデンが再オープン

メヘレン郊外にある、ウィンターガーデンはウルスラ修道会が運営する女子寄宿学校の一部でした。長らく修復工事が行われていましたが、2024年5月24日から再オープンの予定です。

1900年代のアール・ヌーヴォー建築様式で建てられた美しい建物には、光と色彩が見事に調和した荘厳なステンドグラスや、細部まで趣向を凝らした室内の装飾品など、アール・ヌーヴォー建築の宝石のような場所です。

メヘレンの郊外にある小さな村、オンゼ・リーフ・フラウ・ウェーヴァ(Onze-Lieve-Vrouw-Waver)のウルスラ会修道院が何故、このような荘厳なアール・ヌーヴォー建築を建設したのか、詳しいことはわかっていません。1900年代の当時、ベルギーではアール・ヌーヴォー様式が流行していたのは事実で、裕福な家の子女に入学してもらうために、美しいガラスの丸天井や色彩豊かなステンドグラスを用いたのかもしれません。建築家の名前が不明な点、それでいて建築の技術が卓越していることもウィンターガーデンの謎の一つです。

ウィンターガーデンに一歩入ると、常春の気分を味わえます。植物や動物をあしらったガラスのパネルに燦々と陽が降り注ぎ、ステンドグラスが一層美しく見えます。また、温室としての機能もありましたので、植物やお花のデザインのステンドグラスが多いのも特徴です。

ウィンターガーデンでは、順路に沿ってオーディオガイドでお楽しみいただけます。

料金：€13

オープン：金曜日、土曜日、日曜日の午後１時から午後５時

オーディオガイドはオランダ語、英語、フランス語で、所要時間は１時間半です。

毎週日曜日にはガイドツアーもあり、オーディオガイドでは入場できない、教会やピアノギャラリーなども入場します。

ガイドツアー込みの料金: €15

ガイドツアー：日曜日の午後1時半（オランダ語）と午後２時半（英語・フランス語）

所要時間は約２時間です。

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