From Tokyo Markt Blog

ベルギー出張レポート (2023.10月)Vol.2

2024年3月27日 From Tokyo

こちらのブログでは、昨年10月に実施された旅行会社向けの研修旅行の様子をご紹介しています。前回は、A N Aのブリュッセル線、アントワープとメヘレンの街をご紹介しました。今回は、ブリュッセルになります。

アントワープ、メヘレンはお天気がいまいちだったのですが、ブリュッセルに到着した途端、快晴に。ブリュッセル中央駅からTootbusという観光バスに乗り込み、日本語の解説をオーディオガイドで聞きながらミニヨーロッパまで移動しました。ここは、ヨーロッパの主要な建物が25分の1の大きさで再現されているアトラクション。

その後、アトミウムのレストランでランチをいただきました。アトミウムは1958年のブリュッセル万博の際に建てられた近代ブリュッセルのランドマークです。外見は近未来的なデザインですが、やはり66年前に建てられたものですから、エレベーターが1基しかなく長い行列ができていました。(レストランの予約があれば、優先入場できます)

(左)Tootbusの2階建てのオープンバス。一部、ガラス張りの天井部分もあるので雨が降っても安心です。(右)アトミウムの上のレストランからの眺め。

ランチの後は、ブリュッセル市内に戻り、アール・ヌーヴォー建築のファン・エトヴェルド邸(Hotel van Eetvelde)を見学。ブリュッセルはアール・ヌーヴォー建築の父と呼ばれるヴィクトール・オルタの作品を中心に、多くのアール・ヌーヴォー建築が現存しています。個人宅が多かったので中を見学できるところが限られていたのですが、最近、一般公開を始めた邸宅が増えてきました。ブリュッセル観光局もアール・ヌーヴォーをテーマにした観光に力を入れていて、お得なアール・ヌーヴォー・パスやおすすめルートなどをウェブサイトに掲載しています。詳しくは、こちら(英語)。

ファン・エトヴェルド邸のガラス天井。室内の調度品も素晴らしかったです。

その後、向かったのは、ショコラティエ、ローラン・ジェルボーさんのアトリエ。ここでは、チョコレート作りとチョコレートとビールのペアリングを体験しました。2019年にベストショコラティエに選ばれた、ローランさんご自身がご登場。スパイスやナッツなどを使ったチョコレート作りを教えていただきながら、それぞれのチョコレートの味に合ったビールをペアリングしてくださいました。

この日の夕食は、トラム・エキスペリアンス。トラムでブリュッセル市内を走りながら運行するレストラン列車です。現地の人にとってもかなり特別な体験ということで、みなさん、ドレスアップしていらしていました。月替わりのメニューは、毎回、有名シェフが担当されるそうで、この時はイタリアンのシェフでした。狭くてかなり揺れるトラムの車内を、曲芸のようにサーブするウェイターさんたちも一流でした。

トラムの発着は最高裁判所前のプラール広場。所要時間は2時間半くらい。グラスは揺れても倒れないように工夫されています。

次回も、ブリュッセル編をお届けします。