2023年11月17日 From Tokyo
ベルギー・フランダース政府観光局は、2020年3月に日本支局が閉鎖され、それ以降、日本でのプレセンス不在が続いておりました。それが、今年の6月にはベルギーからのミッション来日、10月にはベルギーへの旅行会社向け研修旅行の実施、そして、同10月には大阪で開催されたツーリズムEXPOジャパンに、ヨーロッパ観光委員会(ETC)のブース内出展、とマーケティング活動をようやく再開することとなりました。
という訳で、10/11-10/19に実施されたベルギーへの研修旅行の様子をこちらのブログでご紹介しています。
今回、お世話になった航空会社はANA。成田からブリュッセルまでの直行便を週2便運行しています。何とか、コロナ前のデイリー運航に戻したいとの思惑もあり、空港公団やベルギー側の観光局が日本での需要喚起のため一致団結。ベルギーは小さい国ながら、北部のフランダース地方と南部ワロン地方、そして、ブリュッセル首都圏の、3つの行政組織があります。言語の違いもあり、協力すること自体が珍しいのですが、今回は思惑が一致し、ベルギーをくまなく周遊するコースを旅行会社の皆様に視察していただきました。
現在(2023年10月)、日本の航空会社はロシア上空域を飛行できないため、ブリュッセルまでの所要時間は以前より2時間程長い14時間強。往路はアンカレッジ、グリーンランドを経由してヨーロッパへと飛行します(復路は南回り)。
ベルギー到着後、最初の宿泊地は、アントワープ。「フランダースの犬」で有名になった港町です。久しぶりに訪れましたが、街全体がきれいになっていて、歩道も広く、とても歩きやすい街となっていました。
宿泊したホテルは、LHR系の「ボタニック・サンクチュアリー」。昨年、オープンしたばかりの5つ星デラックスホテルです。広い敷地内には、宿泊棟が4棟、レストランがミシュランの星付きレストラン2軒を含む5軒、教会を改装した会議場や、屋内プールがあるスパなど、一日中ホテルに篭っていたくなるような素敵なホテルでした。美食の国ベルギーですが、このホテルでのお食事は、特に洗練されたテイストが印象的でした。
昔の温室を改装した緑溢れるホテルのロビー
SPA棟のプールは朝7時からオープン
朝食ビュッフェ。食品廃棄を減らすため、小皿に分けてあり種類も豊富
アントワープ市内にやはり昨年オープンした5つ星ホテル「サファイヤホテル」も視察しました。こちらは、マリオット系のホテルで何と、ビーガンホテル。ここではランチをいただいたのですが、もちろん100%ビーガン。日本の食材も多く使われていて、多彩な味付けと見た目の美しさで、オープン早々、グリーンミシュランの星を獲得したそうです。
サファイアホテル外観
ビーガンコースメニューの1品
市内のビール醸造所”Seef”では、オーナー自らビールテイスティングを振る舞ってくださいました。以前は大手ビール会社にお勤めだったというオーナーさん。一念発起して、アントワープに古くからあった”Seef”というブランドを起業したそうです。既に散逸していたレシピを苦労してかき集め、世に送り出した復刻版のビールは、数々の賞を受賞するなど人気を集めています。
アルコール度の低い順にビールテイスティング
そして、アントワープと言えばフランダースの巨匠、ルーベンスが活躍した街です。現在、ルーベンスハウスは改装工事中なのですが、作品は、アントワープ王立美術館(KMSKA)で見ることができます。この美術館は初めて行きましたが、展示方法に工夫がされていて面白かったです。例えば、下の写真ですが、右上の絵が少し斜めになっているのはわざとで、理由は絵を詳細に見てみるとわかります。このような工夫が館内随所にあるので、子供でもアートに興味がない人でも楽しめますね。
左の絵は、ペーター・ブリューゲルの名作「婚礼の踊り」
アントワープの次に訪れたのがルーヴェンとメヘレン。ルーヴェンは大学の町で活気に溢れていました。ルーヴェン郊外のパルク修道院は印象的でした。現存する修道院としてはベネルクス最大ということで、修道院自体が一つのコミュニティになっていて、今でもトラピストビールの醸造や、農産物の栽培などを行なっています。
パルク修道院のトラピストビール
メヘレンは織物が有名な町で、個人的にはロイヤル・デウィットというタペストリーの修復をする会社のツアーが面白かったです。中世の頃作られたという繊細なタペストリーのコレクションは息を呑むような美しさでした(残念乍ら撮影不可)。そして、宿泊したメヘレンのホテルは教会を改装したホテル。ステンドグラスが美しい客室や、昔の祭壇をそのまま残した朝食のお部屋などとても素敵でした。
メヘレンの教会を改装したマーティンズホテル
メヘレンで夕食をいただいたレストランTinelleは、ミシュランの星付きながら、とてもカジュアルな雰囲気でお料理は繊細で美味という理想郷のようなレストランでした。17世紀の軍隊病院だった建物には美しい市立図書館も隣接されていて、地元の人に愛されているスポットなんだなと実感しました。
前菜はベルギー名物のえびのコロッケ
メインは北海沿岸で捕れた新鮮なスズキのカネロニ包み
次回は、ブリュッセル編をお届けします。
2023年11月17日 From Tokyo
ベルギー・フランダース政府観光局は、2020年3月に日本支局が閉鎖され、それ以降、日本でのプレセンス不在が続いておりました。それが、今年の6月にはベルギーからのミッション来日、10月にはベルギーへの旅行会社向け研修旅行の実施、そして、同10月には大阪で開催されたツーリズムEXPOジャパンに、ヨーロッパ観光委員会(ETC)のブース内出展、とマーケティング活動をようやく再開することとなりました。
という訳で、10/11-10/19に実施されたベルギーへの研修旅行の様子をこちらのブログでご紹介しています。
今回、お世話になった航空会社はANA。成田からブリュッセルまでの直行便を週2便運行しています。何とか、コロナ前のデイリー運航に戻したいとの思惑もあり、空港公団やベルギー側の観光局が日本での需要喚起のため一致団結。ベルギーは小さい国ながら、北部のフランダース地方と南部ワロン地方、そして、ブリュッセル首都圏の、3つの行政組織があります。言語の違いもあり、協力すること自体が珍しいのですが、今回は思惑が一致し、ベルギーをくまなく周遊するコースを旅行会社の皆様に視察していただきました。
現在(2023年10月)、日本の航空会社はロシア上空域を飛行できないため、ブリュッセルまでの所要時間は以前より2時間程長い14時間強。往路はアンカレッジ、グリーンランドを経由してヨーロッパへと飛行します(復路は南回り)。
ベルギー到着後、最初の宿泊地は、アントワープ。「フランダースの犬」で有名になった港町です。久しぶりに訪れましたが、街全体がきれいになっていて、歩道も広く、とても歩きやすい街となっていました。
宿泊したホテルは、LHR系の「ボタニック・サンクチュアリー」。昨年、オープンしたばかりの5つ星デラックスホテルです。広い敷地内には、宿泊棟が4棟、レストランがミシュランの星付きレストラン2軒を含む5軒、教会を改装した会議場や、屋内プールがあるスパなど、一日中ホテルに篭っていたくなるような素敵なホテルでした。美食の国ベルギーですが、このホテルでのお食事は、特に洗練されたテイストが印象的でした。
アントワープ市内にやはり昨年オープンした5つ星ホテル「サファイヤホテル」も視察しました。こちらは、マリオット系のホテルで何と、ビーガンホテル。ここではランチをいただいたのですが、もちろん100%ビーガン。日本の食材も多く使われていて、多彩な味付けと見た目の美しさで、オープン早々、グリーンミシュランの星を獲得したそうです。
市内のビール醸造所”Seef”では、オーナー自らビールテイスティングを振る舞ってくださいました。以前は大手ビール会社にお勤めだったというオーナーさん。一念発起して、アントワープに古くからあった”Seef”というブランドを起業したそうです。既に散逸していたレシピを苦労してかき集め、世に送り出した復刻版のビールは、数々の賞を受賞するなど人気を集めています。
そして、アントワープと言えばフランダースの巨匠、ルーベンスが活躍した街です。現在、ルーベンスハウスは改装工事中なのですが、作品は、アントワープ王立美術館(KMSKA)で見ることができます。この美術館は初めて行きましたが、展示方法に工夫がされていて面白かったです。例えば、下の写真ですが、右上の絵が少し斜めになっているのはわざとで、理由は絵を詳細に見てみるとわかります。このような工夫が館内随所にあるので、子供でもアートに興味がない人でも楽しめますね。
アントワープの次に訪れたのがルーヴェンとメヘレン。ルーヴェンは大学の町で活気に溢れていました。ルーヴェン郊外のパルク修道院は印象的でした。現存する修道院としてはベネルクス最大ということで、修道院自体が一つのコミュニティになっていて、今でもトラピストビールの醸造や、農産物の栽培などを行なっています。
メヘレンは織物が有名な町で、個人的にはロイヤル・デウィットというタペストリーの修復をする会社のツアーが面白かったです。中世の頃作られたという繊細なタペストリーのコレクションは息を呑むような美しさでした(残念乍ら撮影不可)。そして、宿泊したメヘレンのホテルは教会を改装したホテル。ステンドグラスが美しい客室や、昔の祭壇をそのまま残した朝食のお部屋などとても素敵でした。
メヘレンで夕食をいただいたレストランTinelleは、ミシュランの星付きながら、とてもカジュアルな雰囲気でお料理は繊細で美味という理想郷のようなレストランでした。17世紀の軍隊病院だった建物には美しい市立図書館も隣接されていて、地元の人に愛されているスポットなんだなと実感しました。
次回は、ブリュッセル編をお届けします。