ロイヤルデルフトのチューリップの花瓶アート

デルフトの高速道路沿いに高さ12メートルのデルフト焼きのチューリップの花瓶が出現！オランダの中西部に位置するデルフトは400年の歴史を誇るデルフト焼きの産地です。このような困難な時期だからこそ、デルフトの町を明るくするような特別なアート作品が作られました。このユニークな作品は、ランド・アート・デルフト彫刻公園内に設置されていますが、高速道路沿いからもよく見えるように設計されています。公園内は貸切バスの乗り入れも無料で、この巨大な作品の前で写真撮影することも可能です。

この巨大な作品は、ロイヤルデルフトのマスターペインターにより手描きされました。伝統的な窯元であるロイヤルデルフトではマスターペインターになるには8年から10年かかりますが、そのような熟練職人でもこのような大きさのデルフト焼きを描くのは大きな挑戦でした。倉庫内で梯子を使いながらの制作でしたが、見事な仕上がりとなりました。

ピラミッド型のチューリップの花瓶はロイヤルデルフトのアイコニックな陶器です。17世紀のオランダでは、高価だったチューリップの花をより美しく見せるために、この形の花瓶が作られました。通常のサイズは高さ1.2メートルで、オランダ王室が海外へ訪問する際の贈答品としても重用されてきました。400年の歴史を誇るロイヤルデルフトは、デルフト及び、オランダを象徴するアイコンとして世界各国の人々に愛されてきました。

この巨大デルフト焼きのチューリップ花瓶の周りには1万株のチューリップの球根が植えられ、暖かくなるにつれ開花を始めています。

ロイヤルデルフトは、旅行業界の早い復活を願い、多くの日本人観光客がこの新しいアート作品を見にきていただける日がくるのを心待ちにしております。

ロイヤルデルフトに関する詳細は、こちら。