マウリッツハウスで開催されるフェルメール関連イベント

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」マウリッツハウス展示室15

インスタレーション「MY真珠の少女」2023年2月～4月1日

2023年2月より8週間、マウリッツハウス王立美術館所蔵のヨハネス・フェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」が、アムステルダム国立美術館で開催される、フェルメール展に貸し出されます。同時に、「少女」はマウリッツハウスのおなじみの場所にも展示されます。どういうことでしょうか？「少女」が出発した後、少女からインスピレーションを受けて作った作品を、誰でも当館の最も重要な場所に吊すことができます。「MY真珠の少女」では、少女があらゆる物、あらゆる人に認識可能な形で変身します。息子や娘、隣の男の子、犬、またはトウモロコシの芯やソーセージとして。つまり、すべての新しい「少女」の肖像画がつながって、新しいアートになるのです。2023年4月1日、「真珠の耳飾りの少女」がマウリッツハウスに戻ってきます。それ以降は再び、マウリッツハウスで「少女」と会うことができます！

特別展ヤコブス・フレル再発見　2023年2月16日〜5月29日

2023年春、マウリッツハウス美術館は、神秘の芸術家ヤコブス・フレル（1640年～1660年頃に活動）の特別展を開催します。フレルはオランダ東部で活動をしていました。通りに人がいる光景や、距離感の近いのんびりとした家の中の様子など、50点ほどの作品が残っています。卓越したその技巧は、ピーテル・デ・ホーホやヨハネス・フェルメールなどの著名画家とも匹敵すると言われています。フレルの絵画の数展は、長い間、ヨハネス・フェルメールの作品と見做されていたものさえありました。この特別展では、フレルの19～20世紀初頭の物語を改めて探りながら、選りすぐりの作品を展示しています。この特別展は、2023年6月17日～9月17日、パリ・カストディア財団美術館に巡回予定です。